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オックスフォード大学が発表した論文「2030年に必要とされるスキル」によると、2030年に必要とされるスキルの上位20位には、対人スキルや発想の豊かさ、それをサポートする知識、問題解決力などで埋め尽くされています。
対人スキル、つまりコミュニケーションスキルは、今後ますます必要とされるスキルなのですが、裏腹に、普段の生活で磨ける機会は激減しています。
普段の生活でコミュニケーションスキルを磨く機会は、なんといっても直接対話が一番かと思います。声や表情、目の色、態度などの情報がリアルタイムで読み取れるからです。
将来的にAIが発展すれば、「カメラやメガネに付いたセンサーで読み取るのが一番」なんて時代が来るのでしょうけれども。
コミュニケーションの機会は、ほんの20~30年位前までは直接対話か固定電話、手紙位しかありませんでした。
その後、携帯電話やインターネット、メールなどが普及しました。
更にSNS、オンラインサロン、コロナ過でリモートワークと称して、オンラインミーティングやオンラインセミナーなども普及してきました。
新しいツールが増える事で生まれるコミュニケーションの機会もありますが、どのツールも少なからず直接対話の機会を奪っています。
一見コミュニケーションスキルを磨く事とは無関係に思えるインターネットでの調べモノなども、ネットが無かった時代には、わからない事があったら頭を下げて誰かに聞くか、本屋や図書館で調べるしかありませんでした。
人に教えを乞う時とか、何かを断る時、言いにくい事を言う時などは、コミュニケーションスキルが磨かれる良い機会だと思います。
しかし、現代では、調べものはネットで、好ましくないコミュニケーションもメールやSNSなどで済んでしまう事が多くあります。
特に、その後の人間関係を気にする必要のない相手に、言いにくい事を伝える時などは、なるべく会わず、会話すらしないで済む方法が選ばれます。
立場の強い方が、何かの不合格を通知する時とか、何かを断る時などです。
逆に、以前よりもコミュニケーションスキルを学び易くなっている点もあります。
録音・録画が出来るツールでは、繰返し視聴して良かった点や悪かった点を検証する事が出来ます。
コミュニケーションスキルは、自然と磨かれる機会は減り、身に付けたければ学ぶ時代になってきています。
一方で、人が幸せを感じる基盤はよい人間関係にあり、よい人間関係を築くためにはコミュニケーションスキルは欠かせません。コミュニケーションスキルは、学ばなければならないのです。
次回は、そのコミュニケーションスキルを学ぶ方法のお話です。
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目次
Ⅱ性格統計学はシンプルで実戦練習多めのメソッドです
性格統計学の【伝え方コミュニケーション検定 初級】は、シンプルな理論とやり方で、実戦練習多めのメソッドです。最高のメソッドなのか?わかりません。しかし、最高のメソッドを求めて思い悩んでいる時間があったら、取り敢えずやってみる事をお勧めします。
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① 株)ジェイ・バンと性格統計学と考案開発者 稲場 真由美氏
コミュニケーション能力は、自然に身に付く事ではありますが、習う事で彰かに違ったレベルに到達出来ます。習う手段の1つとして、株)ジェイ・バンの稲場 真由美氏が考案開発した性格統計学があります。